卒業生インタビュー
Graduate Interviews
本場の料理、文化、人との出会い。フランスでのすべての経験が、「もっと成長したい」という想いを強くしてくれました。
原田さん
専門調理師科2年制2025年卒業
留学プログラムについて教えてください
私はフランスのバスク地方にあるビアリッツへ留学し、約一年間の研修プログラムに参加しました。
ビアリッツはフランス南西部、スペインとの国境に近いバスク地方に位置しています。
フランス料理だけではなく、バスク地方独自の食文化にも触れることができ、日本とは異なる食材や調理法、食に対する考えを、実際の生活を通して学ぶことができました。
留学生活では、大きく分けて「学校での学習」と「現場研修」の二つを経験しました。
最初の二か月間はビアリッツにあるホテル学校に通い、提供マナー、調理技術、衛生管理に関する授業を受けました。
授業は基本的にフランス語で行われるため、最初は先生が話している内容を理解すること自体が大変でした。
学校生活でフランス語に少し慣れてきた後は、現地のお店での現場研修が始まります。
最初の研修先はCocinaという所で、ここでは初めて現地の人の仕事の進め方や厨房でのコミュニケーションを経験しました。
次の研修先はM.O.F.(フランス国家最優秀職人章)を取っているシェフM.Monsieur Carlierの元で、本場のシャルキトリーとバスク料理を学びました。
日本と違う気候、食文化などを身近に感じなら料理人としての経験を積むことができました。
留学を決めたきっかけとその経緯
私がフランス留学を決めた一番の理由は、若いうちに外の世界を見ておきたいと思っていたからです。もともと、料理の世界に入る前から海外に行きたいという気持ちを持っていました。それは料理の世界に入っても変わらず、料理そのものだけではなく、フランスの食文化や考え方、現地での仕事の進め方を実際に経験してみたいと思い、フランスへの留学を決意しました。
留学を具体的に考えるようになったのは、専門1年生の終わり頃だったと記憶しています。
留学に向けて取り組んだこと
留学前はなるべくフランス語に触れるようにしました。
日常会話だけではなく、料理の現場で使う言葉を覚えることを意識しました。調理器具や食材、厨房で必要になるであろうフランス語を中心に勉強しました。
留学前から、海外で生活する以上、失敗することもあるだろと考えていました。
その時に分からないことがあったら素直に恥ずかしがらず聞くこと、間違いを恐れずに話すことを意識していました。
語学で苦労したこと、取り組んだこと
フランスで一番苦労したことの一つが、やはりフランス語です。
学校の授業はもちろんフランス語で行われ、厨房、私生活すべてがフランス語で行われるため、最初のころは全然耳の入ってきませんでした。
そのことで不安になり落ち込む日々もありましたが、くじけても仕方ないので、とにかくわからない単語は同僚に聞き、不格好なフランス語でも恥ずかしがらず、口に出していました。
留学を通して、フランス語そのものだけではなく、言葉の分からない状況でも相手とコミュニケーションを取ろうとする力も身に着いたと思います。
現場研修で感じたこと・学んだこと
一年間の研修を経て
留学経験を通して成長したと感じるところ
一番成長した感じるのは、自分で先を読み考えて失敗を恐れず行動する力です。
留学前は、何をするにも失敗を恐れ、自分から行動することが苦手でした。
しかし、留学を経験するにつれ、やらないと何も覚えられない、失敗を経験したからこそ印象に残り成長できるという考えに変わり、何事にも積極的に取り組みました。
完璧に準備できていなくとも、まず行動してみることが大切だと学びました。
また、料理人としても、技術だけではなく、仕事に対する姿勢や周辺とのコミュニケーションの重要性を学ぶことができました。
日本と異なる環境で一年間生活し、学校、仕事、生活のすべてを自分で経験したことで、精神的にも以前よりも成長できたと思います。
海外留学を検討している方へメッセージ
行く前は不安が多いと思います。私自身も、言語や海外生活についてたくさんの不安がありました。しかし、実際に行ってみると、日本にいるだけでは経験できないことがたくさんありました。ましてや、日本人がいない環境なんて最高の経験です。大変なことも含めて、自分経験になります。
少しでも興味があるなら、一歩踏み出してみてほしいです!

私はフランスのバスク地方にあるビアリッツへ留学し、約一年間の研修プログラムに参加しました。

渡仏後:現場のキッチンに立つ原田さん
在学時の原田さん:エコール・ルノートル実習にて
在学時の原田さんのフード撮影実習の作品
一番成長した感じるのは、自分で先を読み考えて失敗を恐れず行動する力です。